KRS corporation|株式会社KRS|冷凍冷蔵設備・空調設備の設計・施工および保守

半密閉圧縮機の分解

回転がロックしてしまい、交換となった半密閉圧縮機を原因究明をかねて分解してみました。

今ではあまり使われなくなてしまった、半密閉圧縮機ですが、ボルトを外すだけで簡単に分解することができます。

非常に重く、効率も良くないのですが、一番の利点は壊れないこと、そして分解し部品交換が可能なことです。

今の圧縮機は、コンパクトで高効率なのですが、壊れてしまうと交換しか修理の方法はないのです。

今回の圧縮機は、随分長くお使いになられ、まるごと交換となったため、引退となったものです。

ヘッドを外したところです。

シリンダーが2つ見えますね。2気筒です。

サイドに見えるのが接続のバルブです。左側が吸込み、右側が吐出側です。

モーター側を外しました。

巻線に異常は無いようです。絶縁は完璧です。

巻線手前の細長いパーツはオイルを掻き揚げるパーツです。

所謂ウエットサンプ的なものですね。

ローターを取り出します。

とても綺麗です。異常無し!

クランクシャフトを取り出します。

オイルを通す穴がありますね。

ピストンを取り出しました。

故障の原因が判明しました!

上に写っているピストンのコンロッドが折れてしまっています。

折れてしまった原因はわかりませんが、クランクとのあたりはきれいでした。

右側に写っているのがシリンダーヘッドです。

因みに、この圧縮機は、サンヨー製の3馬力

しばらく社内に展示することにしました。

 

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