KRS corporation|株式会社KRS|冷凍冷蔵設備・空調設備の設計・施工および保守

大型冷凍倉庫修繕工事

前回の更新から数カ月、年を越してしまいまして春爛漫な季節となってしまいました。(^^;

今回は大型冷凍倉庫の修繕工事についてご紹介します。

お客様はブランド豚肉「和豚もちぶた」を主力商材として神奈川県小田原市に本社、工場を構え全国展開しておられる「カナミヤ食品株式会社」様 http://www.kanamiya-shokuhin.com/ です。

冷凍庫内広さは150㎡程度(50坪弱)あります。

冷却ユニットは設置から20年以上経っており、経年劣化から不具合が生じる可能性がある状況となっておりました。

そこで、食品の品質を非常に大事にされる社長様より修繕のご依頼があり、冷却ユニットを修理する運びとなりました。

まずは既存冷凍機の冷媒回収です。冷凍機は日立製のKX-M30A、30馬力の大型スクロール冷凍機で冷媒はR22です。冷媒回収量は60Kg程度となりました

次にユニットクーラー(庫内冷却器)の取外しです。冷凍機(室外機)1台に対し2台のユニットクーラーが取り付いておりました。

↓配管を切り離し

↓ユニットクーラーの設置高さが4m程度の高所にあるため、フォークリフトをお借りして取外しを行いました。

↓取り外して地上で確認したところ、だいぶんと劣化が進んでいたようです。

次に冷凍機(室外機)の入れ替えです。冷凍機の設置場所は十数メートルある本社ビルの屋上で、冷凍機の重量が1ton程度あるため、25tonラフタークレーンを使用した大掛かりなものとなりました。

次にユニットクーラーの設置です。

↓プラットフォームに搬入

↓養生を施したうえで、取外し時と同様にフォークリフトで楊重。

↓高所作業車を使って介添えをしながら設置しました。

次に配管接続、電気配線です。

↓既存の配管での冷媒漏れ等がないか、その健全性を確認するため、窒素ガスにて耐圧・気密試験を実施しました。

↓電気配線図

↓電気配線

配管、電気配線等の作業が終了後、真空引きを実施し冷媒(R-448A)を充填、

試運転を行いました。

↓無事、-22℃まで到達です。

今回は、大掛かりな冷凍倉庫修繕工事となりましたが、カナミヤ食品社長様の適切なタイミングでの先手を打った修繕のご決断には感心致しました。設備投資も含め、後手を踏まない経営が好業績につながっているのだと思います。弊社も、このようなお客様の期待に沿えるよう頑張ってまいります!

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