茅ヶ崎のお魚屋さん、ショーケースが冷えないとの緊急修理依頼。
まずは、室外機にて冷媒不足の診断。いわゆるガス漏れです。
次の作業としては、冷媒漏れ箇所の特定を行います。
現在、「フロン排出抑制法」にてフロンガスの漏洩は厳しく管理されています。
※冷媒漏えいが確認された場合、やむを得ない場合を除き、可能な限り速やかに漏えい箇所の特定・必要な措置を行うことが求められています。
さて、最初にショーケースの中の冷却器を確認します。
冷却器は、庫内の様々な成分を含んだ空気と触れるため、配管が腐食してしまうことがあります。
ゆっくり漏れてゆき、徐々に冷えが悪くなる特徴があります。
冷却器をむき出しにして、最新型の電子検知器で隅々まで点検します。
・・・顕著な反応はないようです。配管が腐食している形跡もありません。
次は、本体、制御弁や制御機器の接続箇所です。
機器の接続は、大きくわけて3種類、溶接、フレアナット、フランジ です。
ここでは、溶接とフレアナットが使われています。
カバーを外して接続箇所を先程の電子検知器で点検します。
・・・どうでしょう
・・・・ピーーーーー
制御用電磁弁のフレアナット接続口から漏れているようです。
フレアナットの緩みでしょうか? フレア加工面の傷・変形でしょうか?
ナットの増し締めをしましたが、微かな漏れが止まりません。
フレア面の傷・変形を疑い、新しく加工したフレア配管を溶接交換しました。
※写真は、電磁弁のフレアナットを切断しているところ。
狭いところですが、失敗はできません!
急な修理でしたが、診断から交換まで速やかに対応できました。