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空調機用冷却塔(クーリングタワー) メンテナンス

今回は昨年実施させて頂きました神奈川県内にあります食品工場の冷却塔メンテナンスについてです。

本冷却塔は食品工場全館の床置型空調機に冷却水を供給するものです。

夏場の猛暑に備え、設備トラブルを未然に防ぐための予防保全作業を実施しました。

事前に現地調査を行い、劣化部材の交換および各部調整作業を実施しました。

今回交換しましたのは、

充填材、冷却用ファンモータ、冷却水循環用ポンプ、Y型ストレーナ及びバルブ類となります。

まずは充填材の交換および水槽内の清掃です。(↓写真)

充填材大量です(↓写真)

水槽内には強固に固着していたスケールで大苦戦…

砂等もあり掃除機を使用して隅々まで清掃しました。(↓写真)

充填材には、長年の蒸発残留物(カルシウム・シリカ)が蓄積し、硬いスケール層が出来てしまいます。

このスケールが空気の流れを遮ってしまい、風量低下、熱交換効率の低下を招いてしまい、

冷却能力が落ち、水温上昇してしまいます。

その結果、空調機の冷媒高圧カット等の不具合が生じてしまいます。

このような不具合を生じさせない為、充填材交換新品に交換することにより予防保全を行うものです。

次に冷却用ファンモータの交換です。

機器が屋上設置である為、地上に大型クレーンを構えての交換作業となりました。(↓写真)

電線管の腐食が進行していましたのでそちらも併せて交換実施しました。

今回交換させていただいた冷却用ファンモータはモーターにVベルトを使用してファンを回転させています。

冷却用ファンモータは空気を吸い込み、冷却水と空気を接触させ気化熱による熱交換を行い、

熱を奪って温まった空気を外部に排出するための重要な装置です。

続いては冷却水循環用ポンプの交換です。(↓写真)

今回交換しましたのは荏原製作所様の18.5kwのポンプです。

こちらも200kg超えなのでステージを組んでの大型クレーンでの交換作業となりました。(↓写真)

ポンプ載せ替え後は芯出し調整を行います。

正確な芯出し調整を行うことで、寿命延長、メンテナンスサイクルの延長が期待できます。

冷却水ポンプは冷却塔と負荷設備間の水を循環させ十分な流量と圧力を維持する重要な役割をしています。

ポンプは常時回転し、温度変化、摩擦や圧力がかかっている為、

定期的なメンテナンスを行うことで、設備停止のリスクを大きく軽減することができます。

続いてはY型ストレーナの交換です。

ボルトの腐食が進行していましたので、レンチで外すことが出来ず、

セーバーソーやナットブレーカーを使用してボルトを外していきます。(↓写真)

125A(フランジ外径150mm)のY型ストレーナは重量が約70kgある為、単管パイプで門型を組んでの交換となりました。(↓写真)

Y型ストレーナは機械の保護を目的として、配管内を流れるゴミや異物などを除去する役割があります。

ストレーナーに内蔵されたスクリーンでゴミや異物を除去し、ろ過された流体を流す仕組みです。

全ての部材交換を終え総合試運転にて正常運転運転を確認しました。

今回は冷却塔が屋上設置のため、大型クレーンを使用しての作業となりました。

周囲の安全確認を十分に行い、安全作業を最優先に施工完了することが出来ました。

今後も安全最優先にて、確実かつ丁寧な作業を行っていきたいと思います。

今回のメンテナンスでお客様からも『今後夏場に安心して使用できる』と喜んで頂くことが出来ました。

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