KRS corporation|株式会社KRS|冷凍冷蔵設備・空調設備の設計・施工および保守

大型製氷機 製氷不良補修(冷媒漏れ修理)

新年あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

前回ブログ更新より2年が経過してしまいました💦

今回は昨年実施させて頂きました神奈川県内にあります漁港の大型製氷機の修理についてです。

本製氷機はエバポレーター側が製氷プレートになっておりそれを冷媒で冷やしています。

そのプレートに水を流下させて氷の板を作ります。

氷が厚くなったら、温水と補助的に少量のホットガスを流し高速脱氷させ、硬いドライ氷のまま貯氷庫へ落下させるという仕組みです。

製氷量が以前よりも少なくなっているとの連絡を受け現場訪問しましたところ、

サイトグラス(↓写真)

にてフラッシュガスを確認、冷媒漏洩が疑われる状態です。

圧縮機は約50馬力相当の日立製大型スクリュー圧縮機(↓写真)が搭載されています。

早速ガス漏れ検知器、泡検知スプレーにて各部の漏洩検査を実施しました。

各所ガス漏れ検知器にて調査するがなかなか見つからず…

調査を続けること数十分、膨張弁二次側のディストリビュータ(分配器)(↓写真)にガス漏れ検知器を近づけてみると反応があり、

泡検知スプレーにてディストリビュータ(分配器)の付け根での冷媒漏れを確認しました。

低圧側の部品かつ冷媒漏れによる圧力低下により漏洩量が少ない為、漏れ箇所特定に時間を要しました。

漏れ箇所に泡検知スプレーをかけると、カニが泡を吹いたような状態となります。

スクリュー圧縮機は振動が強い事もあり、長年の振動などで亀裂が入ったと考えられます。

次は、ディストリビュータ(分配器)の補修となります。

冷凍機の冷媒を全量回収し(↓写真)、ロウ付けによる肉盛り溶接を実施しました。

真鍮と銅の異材溶接になるので銀ロウを使用しますが、経験と技術が必要です。(↓写真)

本溶接はディストリビュータ(分配器)の真鍮部分が大きな塊な為、熱が入りにくく苦労しました。

肉盛り溶接後窒素気密試験を実施しました。(↓写真)

気密試験がOKだったので真空引きを行い、冷媒を充填し(R404A/40kg)製氷運転確認後、修理完了となりました。

本製氷機は元々他社にて施工されたものであり、仕組みや配管経路等の把握に手間取りましたが、

なんとか修理を終えることができ良い経験となりました。

上部へスクロール
株式会社 KRS

〒250-0002 神奈川県小田原市寿町4-19-2

0465-32-7171