今年は、とても暑い夏でした。
各所で、最高気温が更新される、記録的な暑さの夏でした。
暑い夏で忙しくなると言えば、我々冷凍機業界です。
本当に忙しく、ホームページの更新もままならないほどでした。(言い訳・・・)
暑い夏に良くある修理といえば、凝縮不良です。
室外や庫外にある、熱の交換機が汚れていたり、熱気がこもってしまい、上手く熱が放出されない場合に起こります。
清掃したり、風通しを良くして改善します。
もう一つ多い修理は、冷媒漏れ、いわゆるガス漏れです。
今年あった、冷媒漏れの修理を 2件ほど紹介します。
冷凍庫の室外機、どこかで漏れているのですが、なかなか見つかりません。
丸裸にして調べます。
ようやく見つけたのは、コンプレッサーへの配管につながる、「吸入圧力調整弁」です。
ホットガスデフロストなどの際に、圧力の高いガスが、コンプレッサーに入り込まないように調整をします。
その圧力調整弁のバネの調整口のフタから漏れています。通常ここからは冷媒は漏れてきませんので、おそらく中のベローズが破れていることでしょう。
ベローズが破れると、バネに余分な圧力がかかるため、調整の圧力もおかしくなってしまいます。
もう一つは、配管の途中にあるボールバルブからの冷媒漏れです。
天井内の長い配管での冷媒漏れでした。なかなか漏れ箇所が見つからず、窒素で加圧することでようやく見つけることが出来ました。
今回、少し珍しい修理を 紹介してみました。